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TAMAちゃん先生と金魚のルミちゃんのぴかぴか温度計づくり

可視光通信ってなあに?

TAMAちゃん先生

LEDが身近になった今日このごろ、LEDの次の技術って何かな?
LEDは実は・・みんなチカチカ点滅しているのね。
スピードがおそいとチカチカと目にみえるの。
1秒間に300万回ぐらいの早さだと目に見えないけど、LEDの色はきれいに目に見えているわ。

ここに、モールス信号を載せることができることを、慶應義塾大学名誉教授の中川正雄先生が2000年ごろ発見して、通信のお仕事をしている多くの企業と研究会をつくって、世界中にひろめたの。
これがLED可視光通信というものなのよ。蛍光灯とかほかの照明ではうまく情報が伝わらないけどLEDだとうまくいくのね。

金魚のルミちゃん

KURUMIとどういう関係なのかな?

TAMAちゃん先生

いろいろな研究者が研究して、いくつかの方法ができたのだけど、昨年の秋このひとつの技術をいれたKURUMIの基板が生まれたってわけ。基板の上のLEDがチカチカと、ただ光っているのではなく信号になっているのよ。
時計で有名なカシオ計算機(株)が、この信号をカメラで受信するピカリコという技術を開発したのね。
今回はね、これにちょっとプラスして、スマホで温度をキャッチするというマイ温度計を作ろうと思うの。

実はね、ピンクの基板の裏をよーくみると、・・温度センサーがくみこまれているのよ。
そこの場所の温度の数字を光の信号に変えてね、イメージセンサっていうどんなデジタルカメラにもついている機能を通してキャッチされるとそこから、インターネットを通じてクラウドという巨大な情報金庫のようなところにアクセスするの、信号の番号が伝えられると、金庫に入っている数字を呼び出して、28度というようにスマホにつたえるってわけ。このあたりの仕組みは目に見えないから、私たちにはわかりにくいところよね。
でもいつも使っている携帯電話などは目にまったく見えない赤外線通信をつかっているから可視光通信のような目に見える通信は安全なのよ。光の見える範囲だけ情報が伝わるからよ。通信の世界はみえなかったからオレオレ詐欺なんて事件が起きたけど、見えないのが当たり前という私たちの思い込みが違っているのね。
電磁波も出ないしきれいだしセキュリティーがいいし、可視光通信の活躍場所は、これからどんどん広まっていくとおもうわ。
それとおまけにいいこと教えるわ。ルミちゃんと水の中でおしゃべりするには、この可視光通信だとうまくつたわるの!

金魚のルミちゃん

へ~それはすごいな。じゃ今度は金魚鉢のおうちでおしゃべりした~い!

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著者紹介

児玉由美子
児玉由美子
「環境造形作家・LEDなど光のアーチスト」
長野五輪表彰式会場光景観制作
愛・地球博中日新聞社パビリオン 北斎赤富士制作、
北京五輪・可視光通信モニュメント制作など。現在国立情報学研究所で「オリンピックのIT戦略」を研究制作中

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